「調理師免許を取れば、転職で有利になる? 給料も上がる?」
資格を取るために時間を使うなら、その答えを知ってから決めたいですよね。
調理師免許が役立つ場面はあります。ただ、免許だけで料理の腕や収入が決まるわけではありません。 どんな職場を目指すかで、取る意味が変わります。
取る前に知りたい、2年と合格率
飲食店などで働きながら試験を受けるには、対象の施設で2年以上、調理業務に従事することが必要です。「飲食店に2年いた」だけでは足りず、実際の担当業務や勤務時間にも条件があります。指定の調理師養成施設で学んで免許を取る別の道もあります。受験案内
2025年度の全国の調理師試験は、受験者18,600人、合格者11,240人で、合格率60.4%でした。筆記試験で実技はありません。試験結果
免許があれば料理を任せられる?
調理師試験で、包丁を使う様子や、味を整える力は試されません。だから免許を見ても、厨房でその人が何を任されてきたかは分かりません。
仕込みから味付けまで担当する店もあれば、加工された食材を店で仕上げる仕事もあります。調理の経験年数だけで、身につく技術を同じように考えることもできません。
料理の腕を磨きたいなら、免許の有無とあわせて、応募先では何を作り、どの工程を任せてもらえるかを見てください。飲食の仕事内容で、職場ごとの違いも紹介しています。
取れば給料は上がる?
資格手当が出る職場はあります。一方で、手当がなければ免許を取ったことだけで手当分の収入が増えることはありません。月に数千円の手当がある募集例も確認しましたが、免許があれば誰でも給料が上がる、とは言えません。
転職で収入を変えたいなら、資格手当だけでなく基本給、賞与、残業代を合わせて比べましょう。休みや勤務時間も、続けられる条件かどうかに関わります。求人条件の比べ方
どんな人なら、取る目的がある?
免許を応募条件にしている仕事を目指すなら、取得は応募の準備になります。食品衛生などを体系的に学びたい人にも意味があります。また、調理師免許があれば食品衛生責任者になるための養成講習を受けずに済む場合があります。食品衛生責任者の案内
でも「飲食で働きたい」「料理を覚えたい」というだけなら、資格の勉強を始める前に、働きたい店の仕事内容を見てほしいです。そこで必要な免許と、身につけたい技術が見えてから取得を決められます。
免許は目的ではなく、進みたい仕事に使うもの。 今の自分に必要なのが資格なのか、経験を積める職場なのか、給与や休日の違う職場なのか。そこから選んでみてください。
