あります。ただ、「飲食で働いていました」だけでは、相手に仕事の中身が伝わりません。
まずは、今の仕事の何を変えたいかと、次の仕事で使えそうな経験は何かを分けて考えてみましょう。
「飲食以外なら何でもいい」で探さない
夜の勤務を変えたいのか。接客から離れたいのか。それとも、店の外で働いてみたいのか。
同じ「飲食を辞めたい」でも、変えたいことが違えば、探す求人も変わります。
たとえば「接客は好き。でも夜遅い勤務はつらい」なら、業界名だけでなく勤務時間を見る。「人と接する仕事そのものを変えたい」なら、仕事内容から探す。こうすると、求人を選ぶ言葉が具体的になります。
まだ一つに決めなくて大丈夫。まずは、続けたいことと変えたいことを、それぞれ一つ書いてみてください。
「飲食の経験」を、実際にした仕事に分ける
面接で「飲食の経験があります」と言っても、相手は何を任されていたのか分かりません。
接客なら、どんな相手にどう対応したか。発注なら、何をどこまで管理したか。新人に教えたなら、何を説明したか。
自分が実際にやったことだけを、応募先の仕事内容と並べてみます。経験していない仕事まで広げる必要はありません。
衛生点検の面接で、私が話したこと
私が飲食以外を探したとき、衛生点検の面接では、飲食店の現場で働いてきた経験を話しました。
仕事の流れや大変さ、備品の名前、衛生面で見落としやすい場所が分かること。自分も現場にいたからこそ、相手の立場に立って点検できると考えていたことです。
入社後、厨房にためらわず入れたことや、汚れやすい場所を把握していたことは役立ちました。
ただし、点検そのものは会社ごとの仕様書や基準に沿って行います。現場経験だけで点検方法を決める仕事ではありません。
会社が私を採用した理由は分かりません。ここで伝えたいのは、「飲食出身です」で止めず、応募先で何に使えそうかまで話した、ということです。
「採用される」と「続けられる」は別の話
資格や経験が募集条件に合っていても、働き方が自分の生活に合うとは限りません。
私が衛生点検の仕事を選んだとき、自宅から通えることは判断材料の一つでした。でも入社後は、片道2〜3時間かかる移動もありました。帰宅後や休日にレポートを書くこともありました。
遠方への移動や家での作業について、入社前に特に説明はありませんでした。会社の場所と、毎日向かう場所は同じとは限らない。この経験から実感したことです。
訪問先のある仕事なら、「どこへ、どのくらいの頻度で行く?」「仕事は家に持ち帰る?」と聞いてみてください。求人条件の比べ方にも、確認する項目をまとめています。
探す入口を一つに決めなくていい
気になる仕事ができたら、会社の採用ページや求人サイトで、実際の募集を見てみましょう。仕事内容と勤務地を読むだけでも、想像と違うところが見つかります。
相談しながら探したいなら、職業相談や転職支援も選択肢です。ただし、どのサービスでも希望する仕事や地域を扱っているとは限りません。使う前に対象を確かめてください。
最初の一歩は、別の仕事の求人を二つ読むこと。「応募できるか」と「続けられそうか」を分けて見てみましょう。

